かわってあげられなくて、ごめんね――ママの愛が生んだ アトピー性皮膚炎に苦しむ赤ちゃんのためのスキンケア
かゆくて、かゆくて、泣き続ける赤ちゃん。でも、どうすることもできなくて苦しむお母さん。特にアトピー性皮膚炎の場合、いつもひっかいていて、夜も眠れず、肌もボロボロになります。そんなわが子の姿を見て、自分を責めてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは実は年々増えています。
アレルギー体質による場合もありますが、もうひとつの大きな原因となっているのが肌の乾燥。水分保持力が
アトピー性皮膚炎の原因やケアの方法について、「アトピー発症機序理論」を用いて診察・診断を行っている医学博士/皮膚科専門医・山本綾子先生に、そして、かゆみに着目したスキンケアの開発背景について、シースター株式会社企画部長・中野香代さんにお話を伺ってきました。
赤ちゃんの肌は、実はとてもデリケート
「すべすべで潤いたっぷりに見える赤ちゃんの肌ですが、実際は常に乾燥の脅威にさらされています。皮膚のいちばん外側の表皮の厚さは、大人と比べて約1/2~1/3程度しかなく、皮脂の分泌量も少なめ。保湿の要を担う皮脂膜がきちんと形成されていないため、水分も失われやすくなっています。そして皮膚が乾燥すると、外的刺激をブロックするバリア機能も弱まり、肌荒れなどを引き起こすことも。アトピー性皮膚炎でなくとも、赤ちゃんの肌はとっても敏感なので、きちんとケアをしてあげることが必要」と山本綾子先生は語ります。
最近の研究では3歳までの間に保湿をしっかり行ってあげることが将来の美肌、強い肌につながるということもわかっています。※国立成育医療研究センター調べ
アトピーのかゆみや湿疹を和らげる「カレンデュラ」に着目
カレンデュラは、ギリシャ・ローマ時代の太古から抗炎症作用で知られ、「皮膚のガードマン」と呼ばれる植物。ヨーロッパやアメリカでは、赤ちゃんのおしりかぶれや湿疹、炎症などのケア、敏感肌のお手入れに用いられてきました。
『メルシーケア薬用カレンデュラ』は、カレンデュラのエキスを高配合。保湿しながら、肌のかゆみを和らげます。さらにミルクとクリームには、人間の皮脂構造にとても近いオレンジラフィー油や、漢方薬であるマメ科の植物甘草(かんぞう)の根から抽出したグリチルリチン酸ジカリウム、角質層のバリア機能を担うセラミドが配合されています。『メルシーケア薬用カレンデュラ』の開発者である中野香代さんは「肌への安全性や効果を考慮して何度も試作を繰り返し、完成までに6年の歳月を費やしました」と語ります。
3アイテムの合わせ技によって、効率的に、確実に効果を発揮
赤ちゃんのスキンケアだと、ミルクやクリームを塗って終わり…という1STEPがほとんどですが『メルシーケア薬用カレンデュラ』はウォーター、ミルク、クリームを重ねる〝保水・保湿・保護〟の3ステップが基本。というのも、極度に肌が乾燥しているアトピー性皮膚炎の赤ちゃんの肌は、かき壊しなどによって水分が失われているため、ただ保湿するだけでは根本的な解決になりません。ミルクやクリームを表面に塗っただけでは、その下の皮膚(角質層)は乾燥したままなのです。大切なのは、たっぷりと保水し、その潤いを肌内部に留めてあげること。
大人のスキンケアと同じように、まずはウォーターでたっぷりの水分を与えて肌をやわらかくほぐし、次に使うミルクやクリームが効きやすい状態に整えます。その次にミルクでウォーターの水分をしっかり抱え込んでキープ。最後に心地よいヴェールで肌を保護するクリームを重ねて、外的刺激や乾燥から守ります。この3ステップでバリア機能を強化し、肌を土台から立て直すのです。通常の肌状態ならミルクだけ、暑い夏場にはウォーターだけ、という使い方ももちろんできますが、アトピーの赤ちゃんにはこの3ステップが大きな効果を発揮します。
左/みずみずしい使い心地で、乾燥して硬くなった肌をやわらかくほぐしてくれるウォーター。特許取得の三室ダブルイン型電解水を採用。通常の水より分子が小さく、皮膚にスッと浸透します。使用直後から肌が水分で満たされ、次のスキンケアが効きやすい状態に。カレンデュラウォーター 150ml ¥1,800(税別)
中央/なめらかなテクスチャーで肌に優しくなじみ、水分をしっかり抱え込みながら蓄えてくれるミルク。保湿成分のセラミド、ヒアルロン酸を配合し、乾燥や肌荒れを防ぎます。薬用カレンデュラミルク 150ml ¥1,800(税別)
右/11種類の植物エキスと保湿成分を配合した、コクのあるクリーム。潤いのヴェールが心地よく肌を包み込み、外的刺激から守ってくれます。また、荒れた角質層を覆うことで、炎症やかゆみを抑えます。べたつき感が一切ないのもうれしい。薬用カレンデュラクリーム 75g ¥1,800(税抜)
母親の深い愛情から生まれたスキンケアを赤ちゃん、そして敏感肌や乾燥肌になやむすべての女性に
『メルシーケア薬用カレンデュラ』を生み出したのは、赤ちゃんのための電動鼻水吸引器を日本で初めて発売したシースター株式会社。赤ちゃんの風邪の重症化や中耳炎の予防に効果があるため、多くのママたちに支持され大ヒットに。以来、「母親、そして家族のいちばんの幸せは赤ちゃんが健康でいること」という信念のもと、ホームメディカルという新しい分野の製品を多く開発してきました。
冒頭の「かわってあげられなくて、ごめんね」というのは、アトピー性皮膚炎の子供を持つ女性社員のひとりが発した言葉。その一言がきっかけで、ステロイドだけに頼らなくてもアトピー性皮膚炎の症状を緩和し、回復の糸口をつかめるスキンケアが誕生したのです。目指したのは、アトピー性皮膚炎でいちばん辛いかゆみを抑え、かく→炎症が起こる→刺激を感じやすくなる→またかく、という負のスパイラルを断ち切ること。『メルシーケア薬用カレンデュラ』は赤ちゃんはもちろんのこと、アトピーに悩む大人や、肌が敏感な人すべてに使ってもらいたいスキンケアです。