購買ビックデータ活用の先に“女性たちのスマートライフ”がある?
「よりどり2本で100円引」――。スーパーやドラッグストアなどでショッピングした時に、レジで渡される紙のクーポン。ちょうど欲しいなと思っていた商品だったり、普段からよく買うものがクーポンに出てきていないでしょうか?
それはPOS(ポイント・オブ・セールス)データと呼ばれる「いつ」「どの店で」「どの商品が」「いくらで」「何個」売れたのかがわかる情報があるから。膨大なPOSデータを蓄積、分析することで、生活者に対して便利でお得なクーポンを提供しているのがカタリナ マーケティング ジャパンです。
POSデータとの連動で生活者にもメーカーにもメリット
同社のメインソリューションであるレジ・クーポンは、視認率が非常に高く、企業にとっても広告、販促効果が見込めるサービスです。POSデータと連動しているからこそ、メーカーが提供したクーポンを、生活者が有益だと感じられる情報にして発行できます。
カタリナ マーケティング ジャパンは、日本全国、スーパーの売上の半分以上、ドラッグストアでは約20%、約7,500店舗の購買データを保有しています。しかも、8週間に2回以上利用しているアクティブユーザーのデータは3,300万人超。こうした圧倒的な量のリアルなビッグデータを活用し、最終的に一人の生活者、あるいは購買傾向のあるグループなどを発見し、消費活動の活性化に寄与しています。
「膨大な購買情報のビッグデータを分析し、新商品であろうと既存商品であろうと、『ポテンシャルユーザー』を探し出せるのが当社の強みです」と、同社でメーカー向けにソリューションを提案している高橋亮太氏は語ります。
マス向け商品のように、広告の出稿で認知を増やせば売上が見込めるものだけでなく、ターゲットが絞られた商品の場合こそ、カタリナ マーケティング ジャパンの特長やメリットが生きます。
例えば、“腹持ちの良いヨーグルト”の場合、メーカーが狙うべきターゲット層は、一般的なヨーグルト購入者である「朝食にヨーグルトを食べる人」ではなく、購買データの分析結果から「間食の頻度が多い人」であるという仮説を導きます。さらに、ビッグデータから間食向けのショッピングを多くしている生活者を洗い出して、その人に向けて購入を促すレジ・クーポンが発行されるという仕組みです。
メーカー自身では気づけなかった潜在的な生活者像を割り出し、リーチさせられる点が同社最大の強み。消費活動がオムニチャネル化する中で、プロモーション費用を有効活用できると、メーカーの担当者からも喜ばれているといいます。
使いやすさを考えて“見せないクーポン”を開発
このレジ・クーポンに加えて、カタリナ マーケティング ジャパンが生活者向けに提供しているのが、スマートクーポン「カタリナ」。お得なクーポンをスマートフォンやWeb上からチェックしておけば、レジで改めてクーポンなどを提示する必要がないのが大きな特長です。
買い物をする際、ポイントがたまったり、割引特典のあるクーポンは積極的に使いたいけれど、持ち歩くのは財布がかさばるし、レジ前で探すのも結構な手間でした。何よりクーポンを取り出す姿は、ちょっと恥ずしいと感じる人も少なくないでしょう。
「家事、育児に追われる自分の妻を見ていて、少しでも買い物を楽にさせてあげたい。そんな思いから、“見せないクーポン”アプリ『カタリナ』が生まれました」と、同社のマーケティングマネージャーであるファビアン・ルブラン氏は明かします。
「カタリナ」の利用は実に簡単です。使いたいクーポンを事前にチェックしたら、対象商品をいつもの店舗で購入し、店舗のポイントカードを提示するだけ。しかも、通常のポイントカードのポイントに加えて、「カタリナ」向けのポイントも二重でたまる仕組みになっています。
クーポンは通勤時間や家事の合間など、ちょっとした隙間時間に選べばOK。対象商品については、詳細説明やレシピも掲載されていますから、「買ったはいいけど使い道に困った」といったこともありません。
「うっかり買い忘れ」をアラート機能で防止
現在、数多くのクーポンが発行、配布されていることもあり、「いざ使おうと思ったら、もう期限が過ぎてしまっていた…」。こうした経験をしたことがある方も多くいるでしょう。クーポン利用の意外な落とし穴は、その有効期限です。
「カタリナ」の場合、チェックしたクーポンの有効期間は14日間。もちろん、購入のタイミングは自分の都合で決められますし、期限が近づくとアプリが教えてくれます。紙のクーポンにはない、スマートクーポンならではの買い物アシスタント機能でしょう。
「気になった商品のクーポンは、すぐにチェックしてしまうのが賢い使い方です。アラート機能のお陰で、うっかり使い忘れることもなく、効率よく買い物ができます」と、同社でプロダクトマネジメントを担当するハユン・ナさんは強調します。
新たなモードでポイント取得がさらに容易に
既存の“見せないクーポン”サービスに加え、2016年11月には「レシートモード」が追加されました。対象商品を購入したレシートを撮影しアプリで投稿すれば、ポイントがもらえる機能です。
従来の「カタリナ」ポイントは登録している店舗限定で付与されていましたが、「レシートモード」では店舗を気にすることなくクーポンを利用し、対象商品を買うことができます。また、レシート内に対象商品がいくつあっても、アプリでの申請作業は一回だけ。他社クーポンサービスのように商品ごとに申請が求められ、同じレシートを何度も投稿する必要がありません。
「レシートモード」で獲得したポイントは、ポイント交換サイト「PeX」経由で商品や電子マネー、現金などに交換できます。つまり、自分のライフスタイルに合わせてポイントをため、幅広く使えるわけです。
「ポイントをためる」と聞くと、地道で気長な行動と思えるかもしれません。しかし、食品や日用品のように毎日買うものであれば、意外にもあっという間にたまってしまうもの。普段の買い物に「カタリナ」を取り入れるだけで、ポイントがさらにたまるなんて、お得ですよね。しかも「カタリナ」はポイント還元率が非常に高く(平均14%以上)、中には1ヶ月で数千ポイント獲得する利用者もいるようです。
ポイントがたまったら、ママ友とのランチに一品追加してプチ贅沢を楽しんだり、家族にいつもより少し奮発した料理を振る舞ったりと、ちょっとリッチなライフスタイルが手に入りそうです。
スマートクーポン「カタリナ」は、アプリをインストールしたらすぐに利用可能。こちらからダウンロードして、ショッピングや日々の生活を少し贅沢にしてみてはいかがでしょう。