子育て世代は“お得の見える化”で節約をスマートに成功させる
30代、40代の夫婦で子どものいる世帯は、成長する我が子の教育費など、大きな出費に向けてコツコツと準備する一方、毎日の生活費にも気を配らなくてはなりません。そのせいか雑誌やネットなどでも、主婦のための節約術は盛んに取り上げられています。
こうした節約も最近では、「辛く苦しい節約」から「ストレスのない楽しい節約」へと変化してきているようです。今どきの主婦の方々は、クチコミのステージを井戸端会議からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ヘとシフトさせ、自分に必要な情報を賢く手に入れています。ファイナンシャルプランナーの荻野奈緒美さんを迎え、彼女たちの生活実態とスマートな節約術について伺いました。
「高校入学〜大学卒業」が最も出費のかさむ時期
―30代、40代の子育て世代において、家計で気を付けるべきポイントを教えてください。
荻野さん:多くの子育て世帯にとって、大きな出費を占めるのが教育費。そのなかでも、「15歳~22歳」が最も教育費のかかる時期になります。学校が、私立か公立かによって変わるものの、だいたい年間で100~200万円程度は必要です。塾に通えば、長期の休みは講習漬け。それでも、子どもの将来のためだと考えると、なかなか削れない出費でしょう。
子どもが生まれたら、進学に備えて学資保険に入ったり、既存の保険を見直す人も多くいます。子どもが幼いころから、将来かかるであろう教育費に備えておくことがとても重要です。ライフプランのなかで、どの時期に出費が増えるのか、あらかじめマネープランも検討しておけば無理なく大きな出費に備えられます。
近頃は30代で、自分たちの“老後”に不安を抱く人も少なくありません。今後の税制改革による負担増、年金問題、親の介護問題など、人生設計をする上での難しさを敏感に感じているからでしょう。
不安を感じるようなら、一度、ライフプランを見直してください。ライフプランを立て直す上で、“節約”を取り入れるのは、家計を再検証し、将来への対策を講じる絶好のチャンスですね。教育費も老後資金も貯め始めるのが早いほど、お金の不安が解消され、楽しい老後が送れます。
固定費をいかに減らすかが節約のカギ
―「節約をする」と決めても、何から始めればよいのか迷います。最初に手を付けるべき出費はありますか。
荻野さん:節約で、最も力を入れるべきなのは固定費です。毎月必ず出て行く固定費が数百円でも数千円でも、年間を通してみたら結構な金額になります。中でも切り込みたいのは光熱費でしょう。CO2の削減を意識することはエコライフにもつながり、現代の私たちのライフスタイルとリンクします。
具体例を挙げると、電気料金の見直しでしょうか。電力自由化で電力会社を選べる時代ですので、各電力会社の電気料金を比較し、自分のライフスタイルにあった電力会社の契約プラン見つけることで、光熱費の節約につながると思います。
他にも、今までクリーニングに出していた布団や毛布、カーペットなどは、コインランドリーを利用すると節約できます。布団1枚のクリーニング代は3000円以上かかりますが、コインランドリーだと1200円〜1500円程度です。おしゃれでカフェのようなコインランドリーが、住宅街にも続々登場しているから、女性一人でも利用しやすくなっていますね。
―食費など、日々の生活費に対して効果の高い節約術は何でしょうか。
荻野さん:主婦のみなさんは、生活費の節約にもコツコツと取り組んでいるでしょう。食料品は特売日やポイント2倍デー、雨の日ポイント2倍デーなどを上手に活用したり、シャンプーや洗剤などの日用品はまとめ買いします。
共働きの夫婦が増えて女性も忙しいため、買った食料品はまとめて調理して、ストックしておくのも定番的な節約術でしょうね。節約レシピのサイトやブログなども、とても人気があり、プロも顔負けの写真で飾る一般主婦の投稿も多く見かけます。
長い目で見ると、大切になってくるのは、いかにスムーズに情報を得るかではないでしょうか。ママ友の間でも、お得情報や便利な情報はどんどんシェアされており、みなさん自身が発信者にもなっています。今やSNSを利用しない日はないほど、主婦の方々にも浸透しています。こうしたツールも上手に使って、自分に役立つ情報をゲットしてください。
ポイントカードも利用頻度で処分を検討
―スーパーやコンビニの買い物では、ポイントカードを使うのが当たり前のようになっています。
荻野さん:みなさんの財布の中にも、少なくとも何枚かのポイントカードが入っていますよね。「あまり出番がないけれど、何だか捨てられない…」。そんなカードも少なくないと思います。半年に一回、ポイントカードの棚卸しをすれば、自分の買い物パターンを把握できますし、財布の中もスッキリします。1ヶ月間で利用する機会が3回以下ならば、処分を検討してください。
また、スマートフォンに買い物系のアプリをいくつもインストールしたものの、ほとんど使わないといったことはないでしょうか。これらも時間がある時に、今一度、整理してみてください。情報がたくさんあるけれど散在していて、どれを使えば実際にお得で、生活の役に立つのかがわからないといった状態から解放されます。
「スマートフォン1つで済ませたい」というニーズから誕生
「いつも手にしているスマートフォンだから、買い物時のクーポン利用やポイント付与もスマートフォン1つで用が足りたら便利なのに」――。
こうした生活者の要望に応えるため、カタリナ マーケティング ジャパンが2014年から提供しているのが、スマートクーポン「カタリナ」。買い物前にポイント還元対象となっている商品をアプリなどでチェックし、対象店舗でチェックした商品を買ったら、自動的にポイントが付与されるサービスです。
荻野さんも、「事前に商品をチェックするため、購入計画が立てられる」「レジでクーポンを提示しなくてすむ」「『カタリナ』を見ればどれだけポイントが溜まったか一目瞭然」などの特長があると評価します。
何よりいつもの店舗カードにはそのままポイントが付与され、それとは別に「カタリナ」からのポイントも貯まります。「カタリナ」のポイントは、よくある0.5%~1%のポイント還元率と比べて、10倍以上になる点が利用者にとって大きなメリット。カードにもスマートフォンにもポイントが貯まるから、それぞれのお得を実感できます。
また、2016年11月には、「レシート・モード」も追加されています。利用店舗を限定せずに、ポイント対象商品ならコンビニでもスーパーでも、どこで購入してもポイントが付与される機能です。忙しいワーキングウーマンや主婦の方にとって、店舗を限定されずに「カタリナ」のポイントが貯まるのでお得なチャンスを逃しません。
「例えば『カタリナ』のような便利で賢いサービスを利用すれば、スマートフォンに複数ある買い物系アプリも1つに集約できるのではないでしょうか。アプリだけでなく、ポイントカード、クレジットカードも最小限にまとめて、“お得を見える化する”のが節約を成功させる早道です」と荻野さんも話します。
スマートクーポン「カタリナ」は、日々の節約に一生懸命な主婦の方々を手助けするために生まれたサービスです。こちらからダウンロードして、明日の買い物から早速利用してみてはいかがでしょう。